高層の建物や丘の上に立つ建物は風当たりが強い日が年に何度もあるだろう。そんな日の雨はいわゆる横殴りの雨が建物に叩きつける。
強風は壁に当たると右往左往に分かれ、または吹き上げます。
窓やベランダに屋根が有っても、屋根の真下まで雨が吹き込むので、屋根下に設置された通気口や配管用のスリーブ穴などへ雨が吹き付けて管内や管周りから侵入します。
雨が建物の中に入ると、外壁コンクリートと内装ボードの間の空間を通って床まで流れるので居住者は壁から雨漏りしてることを気づきません。
更に、その雨水が床下で溜まり、階下で雨漏りを発生させてしまっていることも気付きません。
都市部の建物では横殴りの雨が激しくなるのはビル風が発生しているためです。ビル風は建物に当たり風が上下左右に迂回し、更に他のビル風とも合流し一層強くなります。
都市部だと上階に限らず1階のビル街を歩いていても強風が凄いですよね。
通りをまともに歩けない時もあるくらいです。この時、雨が降ってしまうと厄介です。
「100年に1度の豪雨」という日も出てきましたが「100年に1度の強風と豪雨」なんてこともあるものですから、外壁に設置された換気扇の排気口や通気口のフードカバーの内部へ、大量の雨が吹き込んで漏水してしまったりすることでしょう。
調査で漏水原因を考える際、先入観はゼロにして挑みますが、高層の建物を調査する時は上記のような状況もあったかもしれないと考え、現場調査で一つ一つ証拠を積み上げ冷静に判断していきます。
雨漏りの原因調査は、ぜひ弊社にご相談下さい。
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